近年ビルや公園等の都市緑化にで特に需要のある造園業界。まだまだブルーオーシャンとも言われていますね。
そして、その造園の仕事をする上で必要な資格が「造園施工管理技士」国家資格です。
今回は、そんな造園施工管理技士の資格取得を考えている方に向け、
- スクールに通う必要はあるか
- 難易度
- 独学での勉強法
以上について解説しました。造園施工管理技士取得のための勉強を始めようと考えている方に
ぴったりの内容です。
この記事を書いた人
kaedeといいます。造園系の財団で植物系の部署に居た経験があります。
造園施工管理技士2級に独学で合格しました。
結論:造園施工管理技士「2級」は独学で取得可能。
結論から言うと、スクールを利用しなくても、取得は可能です。私も独学で2級に合格しました。ちなみに大学も植物や造園系の勉強とは関係ありません。社会人になり、部署へ配属されてから取得しました。
難易度
2級は比較的簡単なので、独学でも問題ありません。しかし1級となると一気に難易度は上がり、合格率も下がります。
合格率 | 2級 | |
学科試験 | 実地試験 | |
2018年 | 62.7% | 38.0% |
2019年 | 50.9% | 37.6% |
2020年 | 58.3% | 43.0% |
合格率 | 1級 | |
学科試験 | 実地試験 | |
2018年 | 41.2% | 35.9% |
2019年 | 37.0% | 39.6% |
2020年 | 39.6% | 41.0% |
※引用元:【JQOS.jp】日本資格取得支援より
※学科試験(1次試験) 実地試験(2次試験)とも言う。
お金に多少余裕がある人私の周りでは1級も独学で合格している方が多かったので、きちんと勉強すれば1級も独学でよいと思います。
ただ、プロが教えてくれるので、合格できる確率を少しでも上げたい人や、独学だと勉強のモチベーション維持が難しいと思う人はスクールや講座の受講を検討してみるのもいいですね。
独学での勉強方法
ここからは、私が合格した際にどのように勉強していたかを紹介します。
①問題集を用意する(学科用・実地用)
学科試験も実地試験も、それぞれで出題形式が異なるため、問題集はそれぞれ用意した方がいいです。
もしくは、両方の試験に対応している問題集を用意します。
問題集はよく過去問を研究してあるので、毎年の頻出問題等の細かなポイントが分かりました。
合格のカギは暗記することです。問題集を繰り返し解く!これにつきます。
②過去問を解く
そして過去問!これも重要です。本番をイメージしながら問題集で勉強したことをアウトプットします。
過去問は自由にダウンロードできるので、活用することをお勧めします!
学科試験の出題形式と対策
学科試験は選択問題なので、実地より気が楽です。試験時間も結構余り、ほとんどの人が制限時間までに退出していました。
実際に勉強に費やした期間は、
- 試験の約1ヶ月前から 約25時間
学科試験は毎日少しだけでも問題集を見る時間を設けて、覚えたことを忘れないようにしていました。
選択問題だし、合格率も高めなので平均して毎日1時間程度と少なめです。
暗記なので一回の勉強時間より、目にする頻度に気を付けました。
実際に使ったおすすめ問題集
実地試験の出題形式と対策
実地試験は全て記述問題です。例えば「根回しの正しい順番を説明しなさい」的な感じ。
選択問題と違って、ポイントとなる語句を使って説明しないと、減点になります。
- 勉強時間は試験の約3ヶ月前から 約40時間
記述問題なので、流石に学科の時より多めに時間を取りました。これは、問題集でポイントを押さえつつ過去問を解いて出題形式に慣れておくと良いです。
実際に使ったおすすめ問題集
制度の改正で学科試験のみ合格で「技士補」に!
令和3年から嬉しいことに、制度の改正で学科試験に受験していれば、実地に落ちても「2級造園施工管理技士補」という資格がもらえるようになりました!!
これはありがたい!!受験料も2級は学科試験だけで5000円程度です。
いかがでしたでしょうか?
学科試験は6月なので、勉強のし始めが1ヶ月を切った人には独学をお勧めします。
仕事をしながらの方は特に大変ですよね、私も仕事で疲れて勉強をサボった日もありました(笑)
スクールに行っても独学でも、どちらも勉強の時間は確保する必要はあるので、どちらの方法でも先ずは合格に向けて勉強始めてみましょう〜!